POSデータでは見えない?購買心理。「人は必ずしも合理的な行動をしない」
こんにちは、藤井です。
2017年のノーベル経済学賞はシカゴ大学の
セイラー教授が受賞し、メディアで話題です。
セイラ―教授は、日常生活における身近な経済行動について心理学
を融合して分析する「行動経済学」の権威。
2002年と2013年においても、行動経済学者としての受賞があり
今回の行動経済学で、3度目の評価となるようです。
同教授の理論は、
「人は、必ずしも合理的な行動をしない」
というのが、前提にあります。
整理すると、自分に得する選択をするとは限らない、
その時の感情に従って、選択することがある、
ということになるでしょう。
例えば、甘いもの(商品)が目の前にあって、
体にあまり良くないと思っているが、
買ってしまう、といった具合です。
スーパーで、レジ近くに季節限定の”芋かりんとう”
がディスプレイしてあり、控えたほうが体に良い
と分かっていても、思わず手に取ってしまったという体験、
自身も遭遇したばかりです。
行動経済学のこの概念は、当然の事のように思われますが、
これまでの経済学では、人は合理的な判断や自己の利益を
最大化するために動くとされていました。
流通小売業界ではすでに、規模の大小を問わず、人の
感情に注目して、販売戦略がなされてきたことと思います。
ポスコが提供しておりますPOSシステムにあるような
蓄積データは、結果・事実を反映します。登録された販売データ
から企業が予測するような「購買客の心の動き」を読みとることは
可能なのでしょうか。
上記の問いに対する回答は、米国のある大手スーパーマーケット
チェーンで行ったデータ分析にあるとも考えられます。
「顧客はおむつとビールを一緒に買う傾向があることが分かった。
調査の結果、子供のいる家庭では母親はかさばる紙おむつを買うように
父親に頼み、店に来た父親はついでに缶ビールを購入していた。
そこでこの2つを並べて陳列したところ、売り上げが上昇した」
という内容で知られています。
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