【事例に学ぶ】各社のPOSレジ比較(コンビニ編) -操作性を高めるPOSレジとは?-
こんにちは、藤井です。
5万1000店舗のPOSレジの刷新へ動いている
コンビニ業界大手3社は今年導入を開始し、話題になっています。
目的は、どこも「店舗スタッフの操作性を高めてスタッフを
採用しやすくし、人手不足に備えるため」 であり、共通です。
1社は今年夏ごろから、ほか2社は今年秋頃から、
揃って2017年内に新しいレジシステムの採用を始めました。
各社のPOSレジの刷新内容は、次の表を参考にしてください。
POSレジ刷新に向けた各社の動向
時期 | 目的 | 規模 | 特長 | |
A社 | 2017秋~ | 店舗生産性 向上、スタッフ負担軽減 | 1.3万店舗 | 全面タッチ画面 自動釣銭機と連携 省スペース化 |
B社 | 2017秋~ | 操作性・セキュリティ向上、スタッフ 心理負担軽減 | 2 万 店舗 | 15型液晶ディスプレイ 顧客利便性の向上 |
C社 | 2017夏~ | 操作の簡素化、 スタッフ負担軽減 | 1.8万店舗 | サイズ13%縮小 電子 マネー決済端末1台による省スペース化 |
上表にも示されているように象徴的なのは、
コンビニA社 の発言にもあるように刷新の最大の目的は、
「操作を簡素化し、 店舗スタッフの負担軽減」となっ
ています。 A社はほかにも、次世代コンビニの無人化へ
向け既に実験を進めています。
先日ポスコの月刊紙で話題になった 「中国のコンビニPOSレジ事情」
でも紹介されたように、中国でコンビニの無人化が展開されており、
米国のネット通販大手も実店舗の無人化試験を実施しています。
レジ会計の自動化を進める背景には、人手不足に対応し
利益を創出する狙いがあります。ロボットの活用や、会計を
自動化するシステムなどIT化を促進している各社の動向は、
好調な業績にも関わらず、人手が足りない状況をIT投資で
対応する狙いがあると解釈できます。
レジの客層ボタンの削除や3割のボタンの削除など、
豊富な機能というより、「操作性を高める」がキーワードになっています。
店舗のレジ操作をシンプルにし操作性を高めて、労働力不足に備えていく
動きは、コンビニ以外の流通小売業界やサービス業界、医療業界でも
求められる流れになってきました。
人手不足が叫ばれる中、「最小の経営資源で最大の効果を」は
ポスコが掲げてきたテーマの一つでもあります。 コンビニエン
スストアでは、会計時のレジ機能について、 今のところ顧客が
伺い知れる情報はあまり多くないようです。
しかし今後、レジ機能によりスタッフの操作性が向上し、
負担が軽減されるようになり、会計時における顧客側の
利便性も感じられるでしょう。
加えて操作性や省力化が追及される過程では、自動釣銭機
などの自動精算システム導入の広がりが考えられます。先には
ロボットやAI(人工知能)を利用した完全に近いレジ会計の
自動化を想定した実験も行われています。
日本で他の業界に先駆けてPOSシステムを採用し、
経営に活用してきた業界においてもレジシステム
の発展が続いています。
実績や経験に基づいて、省力化や業務の高効率化を
目的としたPOSレジシステムのご相談を承っております。
株式会社ポスコ
※上部画像にはイメージ写真が含まれています
※記載されている会社名、製品名等は、各社の登録商標または商標です
※レセPOS(R)はポスコの登録商標です
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